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布野

島根県赤名峠と「国盗り綱引き大会」

~県境を越えた新しい交流~

 昭和39年 東京オリンピックに沸く年、国道54号島根県境に赤名トンネルが完成した。それまで山陽と山陰を結び、冬の積雪が1mを超える難所であった赤名峠は車も人も通らぬ自然に還った。この峠ははるか昔、柿本人麻呂や、日本地図測量の伊能忠敬が越えた。近代では作家の田山花袋や小泉八雲が人力車で越えた。故郷の歌人中村憲吉が湯抱へ向かう歌友の斉藤茂吉や平福百穂を見送った国境でもある。歴史と文化が漂うこの峠は三次市の宝物だ。この素敵な景観を後世につなぐとともに、より多くの皆様を案内したい思いから、平成20年地域住民が頭を突き合わせて考えた。そして隣県飯南町と協力し、交流を兼ねて始めたのが県境での綱引きだ。戦国時代の毛利と尼子になぞらえ備後の国と出雲の国に分かれた勇者の対決、名称も「国盗り綱引き大会」と勇ましい。重ねる回数も数え数えて5回、大会当日は両県から300人を越える人々が終結して戦い、そして歴史文化を語り合う。百名峠の一つと言われる分水嶺には江戸時代の国境の碑、山あじさいや笹百合など自然いっぱいの景観と、そこに繰り広げられる勇壮な国盗り綱引きを「三次の自慢・観光百選」として、多くの人に紹介したい。

※「国盗り綱引き大会」は、例年4月下旬に「布野町まちづくり連合会」と「赤名自治振興会」が地域や行政の支援を受けて行っております。

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